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肝っ玉母ちゃんと飯

オイラの母ちゃんはまあ肝が据わっておられるお方です。人生という荒波にもまれたからでしょうかね?様々な経験をしながら動じず生きてこられました。

色々エピソードはありますが1番はオイラの事故の時ですね。GW初日、そんなものは関係なく夜勤を終えた母ちゃん。ふと登録されてない番号から着信。出てみると警察さんからでした。

「お母さん、落ち着いて聞いてください。息子さんが事故に遭われて現在救急車にて搬送中です。搬入先の病院は〇〇病院です。お母さんいいですか、自分で運転せずにタクシーで来てください。」

肝っ玉母ちゃんは慌てることなく愛車のエンジンスタート、通常通り走行していると目の前に救急車がいました。

「ふうむ、時間的にバカ息子が乗っている可能性があるのね。とりあえずついて行ってみるか」

予想通り搬入先病院に入る救急車。母ちゃんも特に慌てることなく車を駐車しスタスタと緊急搬送される入り口へ行く。ちょうどのタイミングでストレッチャーで運び込まれたバカ息子が処置室へ入って行くのを目にしました。上半身は見ることができなかったのですがふくらはぎから足の先までが見えていたそうで、その血色の悪さ、白さから「ふうむ、バカ息子はどうやら死んでしまったようだねぇ。」と思ったそうです。

ちなみにオイラはこの時「ああ、これで生き延びれた、死なない。」と思ってました。

治療を終え意識が戻り少し会話できるようになってから母ちゃんとしばし話す。この時は死んでると思ってた話にはなりませんでした。

そんな肝っ玉母ちゃん、当然オイラが会社を辞めて独立することを伝えても動じません。
「ふーん、好きにしたらええんじゃない?まあなんとかなるよ。」

つえなぁこの人は笑

あれから数年、隻腕になっても母ちゃんとの関係は変わりなく良好。たまにご飯を奢られたり、奢ったり。
昨日は中華をゴチになりました、一食浮いたのでありがてぇ。
あと何年一緒に飯食えるかわかりませんがこんな感じの母と子の関係がヨシ!
(株は生前贈与しとくれよ)

ほんじゃーねー!

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