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ハロワの夏 昼の太陽地獄

外気の温度計を見たくないのです。

外にいるだけで暑い、そこに客観的な数字を見せつけられるとさらに暑さを感じてしまうからです。隻腕のおっさんはエアコン大好き人間、可能なかぎりおうちでおこもりニート生活をしていたい。

現実はニートに甘くありません、本日はハローワークに赴き初回説明会を受けねばならない日です、おうちから出ねばなりません。

外に出たくない、歩きたくない、涼しい部屋でダラダラしていたい。脳みその中は欲望で溢れています。
我慢する。耐える。人間これができねばならない時があります。まさに今がそうなのです。

玄関を開けると差し込む太陽光、瞼を細めてしまうほどの明るさだ。
日差しが痛い、夏特有の感覚。夏を肌で感じるではなく正しくは【夏が肌に突き刺さる】だと思う。

真夏の昼の徒歩移動は地獄への散歩、朝とは全く違うソレは姿を見ることは出来ないけど命を刈り奪る形をしているのだろう。

朝散歩の速度なら15分でいけるが30分かかりハロワに到着。着いたらすることは涼むこと一択。公共施設がしっかりエアコン効いていることに感謝です。説明会待合室で涼むこと10分、心も体も爽やかになりました。

気持ちよく説明会を受け退職後の手続きが順調にすすんで気分爽快。
ルンルンしたステップでハロワを出る、時刻は14時で南中高度を過ぎたといえ絶好調な太陽。

忘れっぽい隻腕のおっさん。

そうだ帰りもまた同じ道、同じ時間で太陽光を浴びながら歩いて帰らなければいけないのだ。

ほんじゃ〜ね〜!

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